選ばれた幸運なわれわれを乗せたエアバス(Airbus)A300型機は、パリ国際航空ショー(Paris International Airshow)が開かれているパリ郊外のルブルジェ(Le Bourget)空港を飛び立ち、いわゆる「放物線飛行」を繰り返して30秒間の無重量状態を12回ほど体験させてくれた。
機体を所有するのはフランスの航空宇宙企業Novespaceで、国立宇宙研究センター(National Centre for Space Studies、CNES)が運行している。
結論を言うと、全く経験のない体験だった。念のために言っておくとフランク・シナトラ(Frank Sinatra)が歌った「Fly Me to the Moon」とも全然違う。