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セシウム137がヒトの健康に与える影響とその影響から守る方法さて、311以降、私たちは各種の放射性同位体とつきあっていかなくては
ならなくなりましたが
今最もその拡散および影響が懸念されているセシウム137の影響について
国内のサイトを探しても、あまり多くの情報を得られませんでした。
わかったことは
・セシウム137の半減期はおおよそ30年
・吸入や経口で取り込まれたセシウムが、最も侵入し易い細胞は、筋肉細胞
・カリウム不足な場合、セシウムの取り込みを増加させる可能性がある。
そこで、海外のサイトを探したところ、
アメリカ環境保護庁のサイトでタイトルの記事を見つけたので読んでみました。
事前に言ってしまいますが、期待していたほどの内容は書かれていませんでした。
機会をみて、環境先進国などの記事を探してみたいと思います。
セシウム137の健康への影響セシウム 137は、ヒトの健康にどのような影響を与えるのか?
他のすべての放射性同位体と同様、セシウム137の放射線に曝露されると、癌の発症リスクの増加をもたらす。大気中に放射性物質が降下した結果、私たちは土壌や水に存在する微量のセシウム137に被曝されている。汚染された場所や原子力事故から出る廃棄物に対する被曝は、一般的な環境による被曝と比べて、はるかに癌発症のリスクが高いと考えられる。
非常に強い被曝を受けると、深刻なやけどを負ったり、死にいたることもありうる。このような被曝の例は非常に稀だが、高い被曝状態を引き起こした例のひとつは、強い産業が生んだセシウム137の取扱いミスであろう。健康リスクの規模は、被曝の状態による。たとえば、発生源の強さ、被曝の期間、発生源からの距離といった要因や、被曝者と発生源との間に防御物(金属めっきなど)があったかどうかによる。
セシウム137への被曝を測定する医学的検査はあるのか?
数種類の検査がある。しかし、通常の診療のように、個人の病院では対応していない。特別な検査器具を必要とするからだ。いくつかの検査で、尿、もしくは糞便に含まれる放射性同位体の量を測ることはできるが、非常に低いレベルである。“全身計数(whole-body counting)”と呼ばれる技術は、セシウム137 により体内に放出されたガンマ放射線を検出することができる。さまざまな携帯型計器は、皮膚や髪の毛に付着したセシウム137を 直接計測することができる。その他の技術には、各器官や血液、骨、母乳から採った軟部組織検体に含まれるセシウム137 のレベルを直接計測するものがある。
セシウム137から人々を守る
自分自身や家族をセシウム137から守るには何をするべきか?
大気圏内核実験などで、環境中に拡散しているセシウム137を防ぐことは不可能だ。しかし、環境中に存在するセシウム137による被曝は非常に少なく、深刻な被曝はありそうもない。
金属くずの分別、販売、斡旋中や、金属溶解、鋳造といった作業中、または地方自治体のごみ投棄場での処理中に、セシウム137 の被害に出くわすことが最も典型的な例といえよう。彼らは知らず知らずのうちに、封印されたセシウム137 放射線源を含む産業用器具に遭遇してしまうかもしれない。
EPA(アメリカ環境保護庁)はどのようなセシウム137対策を行っているか?
EPA およびアメリカ原子力規制委員会では、セシウム137を規制している。原子力規制委員会はその使用許可を与えており、EPAは、環境中のセシウム137 からあなたたちを守るためのいくつかの規則を設けている。原子力施設が空中に放出するかもしれないセシウム137の最大量や、飲料水に含まれるセシウム 137の最大値の基準を定める規則も含まれている。EPAはまた、セシウム137 に汚染された用地が公共利用の許可を得る前に、その用地の土壌や地下水を浄化するよう危険性の基準を定めている。
原文:2011.6.23 U.S Environmental Protection Agency
http :// www.epa.gov/ rpdweb00/ radionuclides/ cesium.html#healtheffects
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